うつ病
1. どのような病気ですか?
うつ病は、気分の落ち込みや意欲の低下が続き、日常生活に支障をきたす病気です。
誰でも気分が沈むことはありますが、うつ病では「気分転換をしても回復しにくい」「以前できていたことが難しくなる」といった状態が続きます。
日本人の10人に1人以上がうつ病を経験するとされており、非常にありふれた病気です。
仕事や家庭、人間関係のストレスが引き金となることもあれば、特に原因がはっきりしないこともあります。
うつ病は、早期の適切な治療により改善が期待できる病気です。
2. よくある症状は?
- 気分の落ち込み
- やる気が出ない
- 興味や楽しみが感じられない
- 疲れやすい
- 集中できない
- 眠れない、または寝すぎる
- 食欲低下、または過食となる
- 「自分には価値がない」と感じる
- 朝に特につらい
- 死にたい気持ちが出る
身体症状として、頭痛、肩こり、動悸、胃腸症状などが前面に出ることもあります。
3. 治療について
治療としては、十分な休養と抗うつ薬を中心とした薬物療法が2つの柱となります。
抗うつ薬は、脳内の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンのバランスを調整することで、落ち込みや不安、意欲などの改善を目指します。
うつ病の治療段階に応じて、生活上のアドバイスとともに、考え方や行動パターンを整理する認知行動療法を行うことがあります。
また、症状が改善した後も、再発を防ぐために一定期間は服薬や治療を続けることが重要です。